スポンサードリンク

糖質制限ダイエットも、最近ではすっかり市民権を得たように思います。

特にかなり即効性のあるダイエットとして、バラエティー系のTV番組でも普通に話題にされるくらいになりました。

しかしこの糖質制限はもともと、2型糖尿病の食事療法として生まれたものなんです。

今回はこの糖質制限がなぜダイエットにいいのか?という部分が、さらに健康にも良い影響を与えるというお話です。

糖質を制限するとなぜ痩せる?

ダイエットの大敵は、体脂肪ですね。

その大本は中性脂肪。

中性脂肪と聞くと、過食と運動不足が主な原因だと普通に思うところです。

特に脂質が多いものをいっぱい食べたら太るだろ・・・というのは、皆さんも共通意識として持っていますよね?

この脂質が多い食事というのは確かに中性脂肪の原因になります。

ですが、脂質を食べるのを控えていても中性脂肪が増えるという場合があるんです。

それには、中性脂肪になるもう一つのメカニズムが関係しています。

糖の代謝が中性脂肪に関係していた

糖の代謝については、運動との関係を説明した記事にも説明させていただきました。

参考記事:運動で血糖値が下がる理由おさらい【GLUT4】

 

簡単に説明すると・・・

身体に取り込まれた糖質は血液にブドウ糖として取り込まれます(=血糖)。

このブドウ糖は筋肉細胞に取り込まれてエネルギーとして利用され、その他にも肝臓や筋肉にグリコーゲンとして貯蔵されます。

そしてこの2つの消費方法でも余ってしまった糖質がどうなるのかと言うと・・・

インスリンによって脂肪細胞に取り込まれて中性脂肪になってしまいます。

炭水化物の食事イメージ

この事実があるとすると、脂質を抑えた食事を心掛けて、お腹を満たすのに炭水化物ばっかり食べているとどうなりますか?

そうです、「炭水化物=糖質+食物繊維」ですから、糖質を摂り過ぎてしまってたくさんの糖質が余ってしまいます。

そうなると、インスリンが追加分泌されて、中性脂肪をたくさん身体に入れることになってしまいますね(汗

食後に糖質が余って高血糖になると、インスリンが大量に分泌されてしまうので、それだけ中性脂肪を取り込みやすくなってしまうわけです。

ですから、糖質制限ダイエットとは、食後高血糖にならないようにすることが最も大事なことなんですね!

食後高血糖を防げば、その後の高インスリン血症にもならないというのが、その仕組みです。

食後高血糖を防ぐことが健康管理にもなる

スポンサードリンク

この食後高血糖とは、すでに糖尿病になっている状態では、糖尿病の合併症に直結するとても怖いものです。

ですが、まだ糖尿病認定されていない状態でも、食後高血糖に気を付けておく必要があります。

 

この記事は複数の書籍の情報で書いていますが、特に以下の書籍が重要な情報源になっています。

食後高血糖は健康診断ではわからない

血液検査結果イメージ

健康診断時に血糖値もチェックされますが、これは空腹時血糖値と言われるものです。

ところが、空腹時血糖値が適正範囲でも、食後の血糖値が高くなってしまう状態になっていることもあります。

 

食後の血糖値が正常値を越える場合は、すでに初期の糖尿病になっている可能性が高いんです。

そこから少しすすむと、次の食事の前までに血糖値が下がりきらない状態になってきて、糖尿病が進行してしまう恐れがあります。

ですから、健康診断の血糖値がOKだとしても、糖質を少し抑え気味にして、食後高血糖にならないようにすることで、糖尿病になる可能性を大きく下げられる可能性があるということですね。

中性脂肪を減らせることの利点

メタボリックシンドロームイメージ

食後高血糖にならないようにすることで、インスリンの過剰な分泌を抑えて、中性脂肪が増えすぎることを抑制できます。

これは中性脂肪が原因の肥満に対して効果があるということですよね。

中性脂肪が抑えられると、成人病の主な原因である内臓脂肪の蓄積を防げます。

ダイエット効果もあるということは、むしろ内臓脂肪が減っていく流れになるわけですね。

内臓脂肪が原因の一番ポピュラーな病気と言えば・・・

そうです、メタボリック症候群です。

メタボに対抗する食事療法としては、アリなんじゃないでしょうか?

参考記事:メタボの基準って今どうなんだっけ?メタボリック症候群診断の今

血糖値の乱高下を防ぐ利点

OKサインイメージ

血糖値の乱高下を防ぐということは、食後高血糖と合わせて高インスリン血症も防げるということ。

食後高血糖やインスリンの過剰分泌の研究は、今でもさかんに行われているそうです。

アルツハイマー認知症を防ぐという論文もあるそうですよ!

血糖値の乱高下は動脈硬化のリスクを高めるという論文もあるそうですので、心筋梗塞や脳卒中などの疾患への予防策としても成立するんではないでしょうか?

「糖質制限ダイエット=食後高血糖を防ぐ健康法」のまとめ

糖質制限ダイエットイメージ

糖質制限ダイエットの最も基本的な考え方は、食後高血糖を防いで高インスリン血症にならないようにすること。

これは、筋肉でエネルギーになるものと、筋肉や肝臓で貯蔵されるもの以外で余った糖質が、インスリンによって脂肪細胞に取り込まれるというのが理由でした。

この食後高血糖を防ぐという考え方をすると・・・

  • 隠れ糖尿病の進行を防げる
  • 中性脂肪を減らせる(メタボ改善)
  • 動脈硬化の進行を止める
  • アルツハイマー型認知症の抑制

などが期待できる健康法とも言える食事法だということです。

もちろん、正しく行えば・・・ということなので、過度の糖質制限で栄養不足などになると本末転倒になります。

十分に注意して、糖質以外の栄養素はしっかり摂るように気を付けてくださいね。